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プロはなぜ映画を見るのか 

おはようございます(夜でも)。生活環境が大きく変わり、体調にも変化が訪れ、寝込むことが多くなりました。今はふるさとに帰り、体を休めています。日中は猫たちのお守りをしています。通院があるので週明けには戻らないといけないのが残念です。
久しぶりの帰省にもかかわらず、変わらぬ素振りで接してくれる老猫にじんわりとくるハプニング(失禁)がありました。

絵描き道具を置いて羽を伸ばそうと実家にいるのですが、執筆くらいはしようと、日記を書くことにしました。編集後記だのコラムだの揶揄されるこの記事ですが、あくまで日記です。
さて、今回のお話はタイトル通り、「プロはなぜ映画を見るのか」です。漫画雑誌の後ろの方にある、作者コメントで毎回必ず一人は話題にしている映画のネタ。娯楽として見ているんだろうと思いがちですが実はこの映画と言うコンテンツ、クリエイティブな仕事をしている人にはついて回る厄介なものなんです。
専門学校でも映画を見る時間があったり、面接でも「最近見た映画はなんですか?」と聞かれるし、趣味は映画鑑賞です。は、当たり障りのない無難な答えだし、日常会話のネタにはなるし、漫画家だけでなくその道のプロも、アニメーターも先輩方から口酸っぱく言われるのです。たぶん。とにかく、ありとあらゆる場面で映画を見ることを強要される、ことが多いです。

単に娯楽として、楽しむことができるならそれでいい。90分もあるコンテンツをじっと黙って見れる根性があることは現代人としてとても貴重な存在であるし、夢中で見れる作品に出会えることは素晴らしいと思います。
新人の無名の90ページある読みきり漫画を読むのには勇気がいる。私だって無理だと思う。しかも冒頭からくどくどと説明文や世界観を語られるともう、体が受け付けない。漫画描きの端くれの私でさえ、読めないものがある。きっと読み手専門の人なんて目もくれないかもしれない。
そんな読み手の足を止めるには、じっと座って作品の世界に浸かってもらうには?つまりは、おもしろい映画=おもしろい作品を作るヒントになっているわけです。ストーリーのもって行き方、登場人物の魅力の引き出し方、アングル、演出、全部が一気に勉強できるのです。もの作りの勉強の場として優れたコンテンツとなっていると思うんです。盗めるものは盗んでもいいし、実際、海外のアニメには映画作品を例えに出したりパロディやオマージュがたくさんあります。せっかく好きなアニメを見ているのだから、元ネタとなった映画もチェックしておきたいですね。
とにかく、面白いコンテンツを排出しているクリエーターこそ映画を見ているし、映画のような人を惹き付ける「見せ方」のノウハウを知っているんだと思います。(かの有名な演出家大地丙太郎氏の演出の本によると、説明はあとでいい、いちばんおもしろいところをド頭にもってこい!だそうです。)

ちなみに私は最近韓国の『愛と罰』を見ました。エロサスペンスなんですが、最後ジョンホ先生ってなんで生きてるんですか?マイナーな作品なので、解説とかないので一人でもやもやしています。字幕で見ましたが、韓国語のささやくような話し方って日本じゃできないよなーなんて思いながら見てました。
みんな、映画見ようぜ!

最近、ツイッターの方で交流させていただく機会が増えまして、他社の漫画作品を読むようになりました。こんなに創作漫画ってあるんだ!とビックリしています。ガチ勢って貴重ですよね。とても勉強になります。
客観的に「読ませる漫画」を見ることができるので新しい発見がいくつかありました。次回から色々工夫して見たいと思います。実験的なことが気軽にできるのが、創作漫画のいいところです。楽しみにしてくれている方をリアルタイムで感じられるので、ツイッターを見ているとやる気が出てきますね。早く体の調子が良くなるといいなー。

[2019/03/15]
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